
それ、パワハラです~何がアウトで、何がセーフか~ (光文社新書)
笹山 尚人
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推定読了時間 約4時間14分
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この本について
職場で「これってパワハラなのかな…でも言い切れない」と迷ったまま日々が過ぎていくこと、けっこうありますよね。自分の感じている違和感が単なる相性なのか、法的にアウトな行為なのか、その線引きが分からないまま我慢してしまう。僕も昔、同じようにモヤモヤを抱えていました。 この本が効くのは、感情ではなく「法的な基準」で状況を捉え直せるところです。たとえば、人格権の侵害という考え方を知ると、暴言や無視のような目に見えにくい行為でも法的に守られる理由が腑に落ちます。また、企業側の「安全配慮義務」や「就業環境調整保持義務」の具体的な中身が示されていて、会社がどこまで責任を負うべきかを現実的に理解できます。さらに、過去の裁判でどう判断されたのかが淡々と紹介されているので、自分の状況を重ねて考える手がかりが増える感じがあります。 読みながら、「自分が弱いんじゃなくて、構造として問題があるんだ」と気づける瞬間が何度かありました。特に、長時間労働や人事の裁量の逸脱までパワハラの一部として扱われうるという視点は、働き方で悩んでいる人にはかなり現実的に響くと思います。 今の職場で起きていることを、ただの「つらい出来事」で終わらせたくない人に刺さる一冊です。自分の状況を言語化し、線引きを知り、次の行動につなげるための材料として丁度いい距離感の内容だと思います。
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出版社による紹介
数多くの労働事件に携わってきた弁護士が、豊富な実例に基づき、パワーハラスメントの実態、法的な視点、具体的対策などに触れ、今後の社会のあり方を考える。
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