
楊令伝 六 徂征の章 (集英社文庫)
北方謙三
集英社 / 2011-11-25
累計読者数3
平均ハイライト数 19.7件/人
推定読了時間 約4時間52分
star総合評価 67/100
trending_up後半加速型
check_circle推定完走率 73%
この本について
仕事でも人間関係でも、「相手を知ろう」と思った瞬間に迷いが増えて、逆にうまく動けなくなることがあります。組織の中で役割を背負えば背負うほど、自分の感情をどこに置けばいいのか、わからなくなる時期ってありますよね。私もよくそこで立ち止まります。 『楊令伝 六』を読んでいて刺さったのは、そんな迷いを抱えたまま動く人たちの姿でした。たとえば楊令が、兵を“ひとりの人間”として理解したうえで、戦いの場ではすべてを忘れるようにして指揮を取る場面。情を切り捨てるのではなく、情があることを踏まえて職務をやりきる。その距離感の作り方が、妙に現実的なんです。また、礼儀に逃げこむ若い武人や、自分に欠けた部分を意識しすぎて自分を苛めてしまう弟子の描写も、「ああ、自分も同じだ」と思わせてきます。強さとは何かよりも、「どうにか折り合いをつけて前へ進む姿」に重心があるのが、この巻の魅力でした。 組織の中で役割を持ちながらも、人としての迷いが消えないまま働いている人に、静かに効くと思います。
analytics
読書インサイト
ハイライト密度
開始終了
多くの読者は第10章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
読書の順序
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
南北の動乱が終息し、呉用は江南から救出された。金国では阿骨打が亡き後に呉乞買が即位し、国の体制を整えつつある。梁山泊は、制圧した地域を守りながら、来るべき宋禁軍との全面対決に向けて戦力を蓄えていた。候真は、黒騎兵を抜けて新たな任務に就く。一方、扈三娘は息子たちが消えたという報せを受けて洞宮山へ駆けつけるが、聞煥章の劣情渦巻く奸計に陥ってしまう。楊令伝、風雲の第六巻。
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
無料ではじめる
クレジットカード不要








