
省略の詩学 俳句のかたち (中公文庫)
外山滋比古
累計読者数5
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推定読了時間 約3時間46分
star総合評価 51/100
start序盤集中型
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この本について
仕事でも私生活でも、言葉を尽くしているはずなのに「なんだか薄くなる」という感覚にぶつかることがあります。説明すればするほど核心から遠ざかるような、あのモヤモヤです。自分の言葉が弱いのか、それとも伝え方の問題なのかと悩んでいるときに、この『省略の詩学』はけっこう効きました。 俳句の話ではあるのですが、読んでみると「切字」がつくり出す空白や断絶が、そのまま思考や文章にも通じるんですよね。言い切らずに余白を残すことで、こちらの意図ではなく、読んだ相手の連想が動き始める。その感覚がとても具体的に語られていて、たとえば動詞でつなぎすぎると表現が弱ることや、点として並べることで言葉が急に立ち上がることなど、日常の文章にもそのまま引き寄せられました。 省略がただの“削るテクニック”ではなく、言葉に新しい空間を与える行為だという視点は新鮮でした。説明を盛り込みがちな人ほど、この考え方と相性がいいと思います。「言いすぎてしまう自分をどう扱うか」に悩んでいる人に刺さる本です。
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出版社による紹介
世界でいちばん短い詩―俳句。日本独特の短詩型文学における、主として切字の考察を通して日本語の豊かさを実証し、「省略の詩学」としての魅力をも解明する日本語論の先駆的名著。
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