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日本の景気は賃金が決める (講談社現代新書)

日本の景気は賃金が決める (講談社現代新書)

吉本佳生

講談社 / 2013-04-17

累計読者数3
平均ハイライト数 9件/人
推定読了時間 約5時間8分
star総合評価 57/100
trending_up後半加速型
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この本について

景気の話って、どうしてこうも「結局なにが原因なのか」が霧の中みたいなんですよね。インフレと言われれば不安になるし、賃金が上がらない理由を聞かれてもピンとこない。自分の生活実感と、ニュースで語られる数字が全然つながらない感じ、けっこう長く抱えていました。 この本は、その霧を無理に晴らそうとするんじゃなくて、「どのポイントを見落としていたのか」を静かに示してくれます。読者が保存していた部分を見ても、みんな気にしているのは、インフレや金融緩和よりも、実際の生活に直結する“賃金と需要”の話なんだと思います。日本の不況は供給側の問題じゃなく、消費不足が核心にあること。非正規雇用の増加で生産性が伸びにくくなっていること。景気をよく見せる政策と、実際に暮らしを支える仕組みがズレていること。こういう点を、政治的な立場とは距離を置いて整理してくれるのがありがたいです。 読んでいると「なんでこんなに賃金が上がらないのか」を、自分の働く場や日常の選択に引き寄せて考えられるようになります。都市に人が集まると賃金が上がりやすいメカニズムや、サービス業の稼働率のような身近な話も多くて、難しい話なのに、自分の生活と地続きで理解できる感覚が残ります。 数字や政策の議論を“自分ごと”として捉え直したい人に刺さる一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

いま必要なのは、正社員の賃上げよりも、ハケン・バイト・パートの時給アップだ! アベノミクスの成否を分けるポイントとは? 生活ダメージを抑えてインフレ目標を達成する方法とは? 「景気刺激策としての賃金格差是正」、「都市部の不動産バブルを受け皿に!」、「人口の都市部集中こそ最高の成長戦略」・・・。日本の景気を回復するために、本当に必要な「三本の矢」を説く、人気エコノミストの日本経済論。(講談社現代新書)
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