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死にいたる病 (ちくま学芸文庫)

死にいたる病 (ちくま学芸文庫)

セーレン・キルケゴール and 桝田啓三郎

累計読者数6
平均ハイライト数 48.8件/人
推定読了時間 約6時間18分
star総合評価 69/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 45%

この本について

最近、理由もなく気持ちが沈んだり、自分のことをちゃんとわかっているのか自信がなくなったりしませんか。僕は仕事が順調な日ほど逆にモヤモヤが深くなることがあって、「これってただの疲れなのか、それとももっと別の問題なのか」と考え込んでしまうタイプです。 『死にいたる病』は、そのモヤモヤを「絶望」という言葉で真正面から扱います。ただし、よくある哲学的な格言ではなく、なぜ人は自分で自分を食い尽くしてしまうのか、そしてその状態に気づけないまま安心してしまうのか、といったところまで踏み込んでくれます。読んでいてきつい部分もありますが、自分の中で何が起きているのかを名前のついた現象として捉えられるのは、大きな救いでした。「努力しているのに苦しくなる一方」という状況の裏側にある構造を説明してくれるので、自分の頑張り方を静かに見直すきっかけになります。 特に効いたのは、「絶望は幸福の奥底に潜む」という指摘と、「自己に気づけなかったことこそ本当の不幸だ」という視点でした。うまくいっている時こそ、見ないふりをしていた根っこの問題が顔を出す、あの感覚にきちんと説明がつくのは珍しいと思います。 自分の感情の正体を一度くらい丁寧に見たい人に刺さる本です。僕も読んで、ようやく「今のしんどさ」を他人事ではなく自分の出来事として受け取れるようになりました。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

生きることの苦悩と矛盾を乗り越えるために
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