
ピープルウエア 第3版
トム デマルコ;ティモシー リスター、松原 友夫;山浦 恒央;長尾 高弘
日経BP / 2013-12-24
この本について
チームの空気がなんとなくザラつく時ってありますよね。制度はあるのに噛み合わないとか、良かれと思って導入したやり方が逆に重たくなったりとか。自分もマネジメント寄りの仕事をしていて、論理では説明しきれない“人まわりのモヤモヤ”に何度もつまずきました。 『ピープルウエア』は、その感覚に名前を与えてくれる一冊でした。たとえば、変化は論理ではなく情緒の問題だという話。新しいルールを押し込む前に、古いやり方をいったん丁寧に扱うだけで、人の反応がまるで変わるんですよね。また、残業が「成果のため」ではなく「非難を避けるため」に発生するという指摘も、自分の現場に思い当たりすぎて苦笑しました。表面では語られない“本音の動き”をどう扱うかが、結局は仕事の雰囲気を決めてしまうのだと思います。 さらに、この本はチームを「結束させよう」と力むのではなく、結束が起きる可能性を上げる環境づくりに目を向けます。チームは階層ではなくネットワークで、最良のリーダーシップが公式の権限の外に現れることも珍しくない。そういう“人間らしい運動”を前提にすると、大きな改善は小さな実験からしか始まらないという考えも腑に落ちました。 うまくいかない理由を誰か一人の能力に帰したくない人、現場の温度差に悩む人には、けっこう深く刺さると思います。私も読むたびに、少し力が抜けて、明日の動き方が変わります。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




