
原因を推論する:政治分析方法論のすゝめ
久米郁男
累計読者数5
平均ハイライト数 20.8件/人
star総合評価 61/100
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check_circle推定完走率 35%
この本について
仕事でも日常でも、物事の「理由」を求めるわりに、実際は感覚や思い込みで判断してしまうことが多い気がします。説明できないとモヤモヤするのに、じゃあどうやって原因を確かめればいいのかとなると、途端にあいまいになる。僕自身、このギャップにずっと悩んでいました。 『原因を推論する』は、そのあいまいさを少しずつほぐしてくれる本でした。とくに刺さったのは、原因を語るにはまず独立変数と従属変数が一緒に動いているか(共変しているか)を確認するという、ごく基本だけど普段すぐ抜け落ちてしまう視点です。結果から理由をつくるのではなく、時間的な順序や他の要因をどこまで排除できるかを丁寧に確かめるだけで、思考の精度が一段階変わる感覚がありました。また、合意法や差異法のように、複数の事例を使って「本当にその要因が効いているのか」を確かめにいく姿勢も、日常の判断にそのまま応用できます。 個人的には、反証可能性を大事にする姿勢が一番効きました。自分の仮説が間違っているとしたらどこか、どの観察なら否定されるのか。これを考えていると、安易な陰謀論や思い込みに寄りかからずに済むし、人間関係や仕事でも感情の水掛け論に巻き込まれにくくなるんですよね。 感情よりも「どう確かめるか」で考えたい人に刺さる本だと思います。
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出版社による紹介
政治現象を印象論ではなく,実証的に分析するには,どのような作法に従うべきか。身近な社会現象,政治現象を題材に解説する。
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