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イスラーム国の衝撃 (文春新書)

イスラーム国の衝撃 (文春新書)

池内 恵

累計読者数12
平均ハイライト数 7.3件/人
推定読了時間 約4時間35分
star総合評価 52/100
boltライト読書型
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この本について

国際ニュースを見ていて、「結局この地域の混乱って何が根っこなんだろう」と考え込んでしまうことが、僕はよくあります。表面的な事件は追えても、その背後でどんな力が動いているのかまでは、なかなか手が届かないままモヤモヤが積もっていく感じです。 『イスラーム国の衝撃』は、そのモヤモヤをいきなり解消してくれるような派手さはないのですが、いくつかの視点を静かに入れ替えてくれる本でした。印象的なのは、「崩壊させた後に何が残るのか」という話に繰り返し立ち戻るところです。組織そのものよりも、国家の当事者能力の欠如や社会の分断が続けば、形を変えた勢力が再び生まれるという指摘は、事件を“点”ではなく“構造”で見るきっかけになります。また、映像やインターネットが暴力をどう受容可能な形に変えてしまうのか、という話も、自分自身が情報にどう触れているのかを振り返らされました。さらに、各国の独裁と過激派の関係が想像以上に複雑で、どちらかだけを“原因”にできない現実も、この本の大きな発見でした。 世界情勢をただ不気味な背景として流してしまうのではなく、「なぜこうなるのか」を一段深く知りたい人には特に刺さると思います。読んだからといって世界が単純に見えるわけではないのですが、目の前のニュースが少し違う輪郭で見えるようになる、そんなタイプの一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

既存の国境を越えて活動し、住民から徴税し、「国家樹立」をも宣言した「イスラーム国」―なぜ不気味なのか?どこが新しいのか?組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略、誕生の背景から、その実態を明らかにする。
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