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21世紀の資本

21世紀の資本

トマ・ピケティ、山形浩生、守岡桜、森本正史

サイゾー / 2017-12-06

累計読者数12
平均ハイライト数 5.8件/人
推定読了時間 約1時間5分
star総合評価 34/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

社会の流れが大きく変わっているのに、自分がどの位置に立っているのかよく分からないまま働き続けている…そんな感覚を話してくれる人が周りにいないと、モヤモヤだけが溜まっていきます。格差のニュースを見ても、結局「何が本質なのか」まではたどり着けないまま終わってしまうことも多いですよね。 『21世紀の資本』を読んで感じたのは、いま私たちが抱えている不透明さって、実は19世紀の人たちとほとんど変わらないという視点でした。経済がどう変わるか見通せない状況で、それでもデータに基づいて問い直す姿勢を持つと、漠然とした不安がすこし輪郭を持ちはじめるんです。著者が「世界の富の分布が不透明だから議論が噛み合わない」と言い切る場面も、今の空気と重なって妙に腑に落ちました。 もう一つ、この本が効いたのは「格差の議論を道徳やイデオロギーから引き離す姿勢」です。マルクスが見抜いた“蓄積が集中する構造”、戦後アメリカで実際に格差が縮んだ時期のデータ、さらには経営者報酬がどう決まってきたか…こういう歴史の積み上げを読むと、いま目の前の出来事が急に単発のニュースではなく、長い流れの中に位置づく感じがします。 現状をただ嘆くより、「何を見ておけばいいのか」を知りたい人に刺さる本だと思います。自分の立ち位置を判断するための“地図”がほしいときに、静かに役に立ってくれます。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

アメリカでベストセラーとなった経済書『21世紀の資本論』は「問題」だらけの内容だった! 机上の空論に振り回されないための必須の知識を示しつつ、同書の正しい読み方を伝授する。
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