
なぜ重大な問題を見逃すのか?間違いだらけの設計レビュー改訂版(日経BP Next ICT選書)
森崎修司 and 日経SYSTEMS
この本について
レビューの場になると、どうしても空気が重くなったり、些末な指摘に振り回されたり、そもそも重大な問題が拾えていない気がする…そんなモヤモヤを抱えたまま次のプロジェクトに突入してしまうこと、僕もよくあります。仕組みとしてレビューをやっているはずなのに、「これ、本当に効果出てるのかな…?」と思う瞬間ってありますよね。 この本は、そうした漠然とした不安に対して、感情論ではなく“現場で起きがちな詰まりどころ”をかなり丁寧に言語化してくれます。たとえば、重大な問題を早めに拾うために、検出すべき問題の種類をあらかじめ決めておくこと。レビューアーの経験値に左右されないよう、シナリオを明記して負荷を抑えること。会議中に教育まで抱え込まず、目的をぶらさないこと。どれも「そういうことだったのか…」と自分の現場に置き換えやすい話ばかりでした。 個人的に刺さったのは、指摘を受けた側の姿勢についての部分です。指摘は自分への批判ではなく、ドキュメントの品質を上げるための援軍として受け取ること。分かっていても難しいところですが、ここを意識できるだけで、その後の議論の温度が変わるのを実感しました。 「レビューって毎回疲れるけど、もっと実効性ある形にしたい」と感じている人には特に届くと思います。実務で迷っているときに、机の引き出しに一冊あると助かるタイプの本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの38%が集中しています。
読書の順序
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