
新訳 弓と禅 付・「武士道的な弓道」講演録 ビギナーズ 日本の思想 (角川ソフィア文庫)
オイゲン・ヘリゲル and 魚住 孝至
KADOKAWA / 2015-12-25
この本について
仕事のことで頭がいっぱいになった時ほど、やるべきことを細かく考えすぎて、逆に手が動かなくなることがあります。考えても考えても前に進まないあの感じ、けっこうしんどいですよね。僕も「もっと集中しなきゃ」と思うほど焦りが増して、余計に雑になるタイプです。 『弓と禅』を読んで刺さったのは、「どうやればうまくいくか」を意識するほど、かえって結果から遠ざかるという感覚が、仕事や日常にもそのまま当てはまるところでした。呼吸を整えるところから始めて、内側の雑音を静かにしていくプロセスは、タスクに追われている時にも驚くほど効きます。もう一つは、「無心になろう」と意図すること自体がノイズになるという指摘で、集中って努力してつかむものじゃなく、条件を整えると勝手に訪れるものなんだと気づかされました。そして何より、自分の評価や周りの目から離れて「それが射る」という状態に身を委ねる感覚は、成果を求められる環境で働いている人ほど救われるはずです。 結果や効率に縛られがちな人、自分の意志の強さがむしろ邪魔をしている気がする人には、静かに深く刺さる本だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの34%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本の後に読まれた本
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