
赤めだか (扶桑社BOOKS文庫)
立川 談春
扶桑社 / 2015-11-18
累計読者数21
平均ハイライト数 9.9件/人
推定読了時間 約3時間18分
star総合評価 53/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 31%
この本について
仕事でも趣味でも、続けているうちに「これで合ってるのか」「自分だけ足踏みしてないか」と不安になる瞬間があります。周りと比べて焦ったり、努力しているつもりなのに前に進んでいないように思えたり。そんな時にこの本を読むと、妙に胸が静かになるところがありました。 『赤めだか』の刺さるところは、根性論でも成功論でもなく、弟子時代の泥くさいリアルがそのまま描かれているところです。「状況じゃなく覚悟の問題だった」とか、「嫉妬は自分をごまかす行為だ」といった言葉は、きれいごとじゃなく行動の話として響きます。しかも、落語の世界の話なのに、こちらの日常にそのまま移し替えられる場面が多い。型がないまま個性を出そうとして空回りする感じとか、誰かを羨む前に自分の作業に戻るしかない現実とか、読んでいて何度も身に覚えがありました。 もう一つ、この本が救いになるのは「完璧な師匠も正解もない」という前提で物語が進むことです。揺れ続ける談志に振り回されながら、それでも一席ずつ覚え、直され、また覚える。自分の仕事に置き換えると、誰かの正しさに合わせる必要はないし、型ができてからようやく応用が効くという言葉が、不思議と肩の力を抜いてくれます。 自分のペースで進むことに罪悪感がある人に刺さる一冊だと思います。
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多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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出版社による紹介
17歳で天才落語家・立川談志に入門。 両親の反対により新聞配達をしながら、「上の者が白いと云えば黒いもんでも白い」世界での落語家前座修業が始まる。 三日遅れの弟弟子は半年で廃業。なぜか築地市場で修業を命じられ、一門の新年会では兄弟子たちがトランプ博打を開帳し、談志のお供でハワイに行けばオネーサンに追いかけられる……。 様々なドタバタ、試練を乗り越え、談春は仲間とともに二ツ目昇進を目指す! テレビドラマ『下町ロケット』(TBS系)などで俳優としても活躍、「今、最もチケットの取れない落語家」の異名を持つ立川談春のオリジンがここに! <2008年講談社エッセイ賞受賞作品>
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