
今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則 『ジャイアントキリング』の流儀
仲山進也
講談社 / 201210
この本について
チームで動くときって、「なんでうまく噛み合わないんだろう…」みたいな小さなモヤモヤが積み重なりがちですよね。仕事でも、プロジェクトでも、家庭でも同じで、誰かがリーダーに依存していたり、逆に誰かが全部仕切りすぎていたりすると、一見まわっているようで全然前に進まない。自分もそこにハマって抜け出せなかったタイプです。 この本が面白いのは、そういうモヤモヤを「チームの成長プロセス」として捉え直せるところです。たとえば、ストーミングがただの衝突ではなく、「みんなの意見が場に揃うために必要な段階」と知るだけで、会議の空気の受け取り方がガラッと変わります。あるいは、強みと弱みが表裏一体だと理解できると、相手の“扱いづらさ”がパズルの凸凹に見えてきて、どう組めばいいか手触りが出てくる。さらに、ビジョンをただ掲げるのではなく、みんなが覚えていて使える状態(ノーミング)にしていく過程が大事だという指摘は、実務にそのまま持ち込める感覚でした。 結局、「今いるメンバーでどう戦うか」という問いに、派手な魔法じゃなく、現場で効く小さな視点の転換を重ねるのがこの本のスタイルです。チームに“自分ごと感”が足りないと感じている人や、衝突を避けすぎて停滞している空気に心当たりがある人には特に刺さると思います。 うまくいかない理由が誰か一人のせいじゃなく、チームのステージに応じた自然な現象なんだと知れるだけでも、肩の力が抜けます。そこから先の「じゃあどう進めるか」の具体が丁寧に書かれていて、日々の現場にじわっと効く一冊でした。
読書インサイト
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多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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