
カリスマ論: ビンワード電子版
岡田 斗司夫
この本について
SNSを見ていると、誰が中心なのかよく分からないまま盛り上がりだけが加速していく瞬間があります。気づくと空気に巻き込まれていたり、逆に「なんでこんなに疲れるんだろう」と距離を置きたくなったり。自分の意思で生きているつもりなのに、群れの中でぐるぐる回っているだけじゃないか、という感覚を抱えることが僕自身よくあります。 『カリスマ論』は、そうしたモヤモヤに対して「今の社会をどう捉えれば少し身軽になるか」を教えてくれる本です。たとえば、ネットが強力な“武器”になってしまった理由を理解すると、炎上や過剰な正義感に巻き込まれたときにいったん距離を取れるようになります。また、イワシの群れのように中心のない社会で、なぜ一部の人にだけ強い求心力が生まれるのかを知ると、自分が何に惹かれているのかを冷静に見極められるようになります。さらに、カリスマ型の人が他人に口を出してしまう理由や、未来を“確信してしまう”心理を知ることで、身近な人間関係の理解にもつながります。 読みながら感じたのは、「みんな同じように揺れながら生きている」という事実です。間違えたくない現役世代の不安や、盛る文化に息が詰まる感じを抱えている人ほど、この本が落ち着いて状況を眺めるための土台になってくれるはずです。特に、SNSとの付き合い方や群衆の熱に流されやすい自分をなんとかしたい人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
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