
悩みどころと逃げどころ(小学館新書)
ちきりん and 梅原大吾
小学館 / 2016-06-06
この本について
仕事でも人生でも、気づけば「考えるのがしんどいから、とりあえず今のままでいいか…」みたいな気分になる時ってありますよね。年齢とか家族とか事情を理由にして、本当はもう少し考えたいのに自分でブレーキをかけてしまう感じ。僕自身、そのモードに入って抜け出せなくなることがあります。 『悩みどころと逃げどころ』は、その「思考停止のクセ」をやさしくほぐしてくれる本でした。刺さった人が多い抜粋を見ていると、みんな「逃げている自覚があるのに、どう考え直せばいいかわからない」と感じていたんだと思います。お金が増えても精神的な自由は増えないとか、「もういい年だから」という言い訳は呪文みたいなものだとか、耳が痛いのにどこか救われるのは、著者ふたりがちゃんと自分でも迷ってきた人だからなんですよね。 読んでいて特に効いたのは、まず「考えるって、本来はおもしろいはずだよね」という視点を取り戻させてくれるところ。疑問を持てれば、答えは時間をかけても必ず出るという話は、焦って答えを出そうとする癖をゆるめてくれました。もうひとつは「負けても、自分に恥じてなければいい」という姿勢。勝ち負けより、どう向き合ったかで自分の立ち位置が見えてくるという言葉は、変に背伸びしていた気持ちを落ち着かせてくれます。さらに、学歴や環境による見えない差別の話など、きれいごと抜きで現実の重さにも触れていて、だからこそ逃げたくなる気持ちとどう折り合いをつけるかが立体的に見えてきます。 自分のペースで考え直したい人に、とくに届く一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第6章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの19%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




