
大前研一「ビジネスモデル」の教科書
大前 研一 and ビジネス・ブレークスルー大学総合研究所
KADOKAWA / 2016-07-13
この本について
仕事で判断を求められる場面ほど、「結局どう決めればいいんだろう…」と立ち止まってしまうことがあります。情報は集めているつもりなのに、結論にたどり着けない。分析まではできるけど、そこから一歩踏み出せない。多分あのモヤモヤは、僕らが「当事者として考える」経験をほとんど積んでこなかったことに理由があるんだと思います。 大前研一「ビジネスモデル」の教科書が刺さるのは、まさにその部分です。抜粋にもあるように、この本は情報を集めて終わりにしない姿勢を徹底して求めてきます。自社・市場・競合を全体像として捉え直すこと。途中で迷っても、とにかく自分の結論を言い切ること。さらに、業界の外から事例を探しに行くような“横の視点”も持つこと。読みながら、自分の思考のクセが何度も露わになる感じがありました。 特に僕は「天気予報のような分析にとどまるな、傘を持っていくべきかどうかを決めるところまで考えろ」という部分が強く残りました。結論を出すのは怖いけれど、そこを避けている限り、いつまでも評論家のままなんですよね。この本は「正しい答え」を教えてくれるわけではなく、むしろ“自分の頭で決める練習”を延々と促してくるタイプです。 自分の判断に自信が持てない人、情報集めは得意だけど結論で迷いがちな人には、かなり刺さると思います。読後にほんの少しだけ、決断に向けて前に出る感覚が残る本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの75%が集中しています。
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