
情報参謀 (講談社現代新書)
小口日出彦
この本について
政治ニュースを見ていても、本当に大事なことがどこにあるのかよく分からないまま、なんとなく雰囲気で判断してしまうことってありませんか。自分が知らないところで物事が動いている感じがして、でも深掘るほど複雑で、ますます距離を置きたくなる。僕もずっとそんな状態でした。 『情報参謀』が面白いのは、政治そのものより「情報がどう動くか」を軸に語ってくれるところです。読者の皆さんが保存していた抜粋を見ると、刺さっていたのは派手な物語よりも、情報が露出する仕組みや、データの積み上げがどう世論や判断につながるかという現実的な視点なんですよね。例えば、ネガティブ・キャンペーンがなぜ起きるのか、報道の露出がどう決まるのか、メタデータから全体像をどう推定するのか。どれも「聞いたことはあるけど実際どうなの?」という部分に手を伸ばしてくれます。 読んでみると、政治を好きになる必要はなくて、「自分が日々触れている情報の裏側にどういう力学があるか」を知れる本なんだと気づきます。何を信じるか悩んだとき、少なくとも「前提を知った上で判断する」感覚に近づけるのは大きいと思います。大げさではなく、普段のニュースの見え方が少し変わります。 こんな人に特に刺さると思います。情報に振り回されている感覚があるのに、どこから手をつけたらいいか分からない人。僕が読んだときもまさにその状態で、過度な期待ではなく、現実的な理解を取り戻すきっかけになりました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの46%が集中しています。
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