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東京裁判 (講談社現代新書)

東京裁判 (講談社現代新書)

日暮吉延

累計読者数4
平均ハイライト数 21.8件/人
推定読了時間 約5時間41分
star総合評価 47/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%

この本について

戦争責任の話になると、どうしても白黒つけたくなるのに、どこか割り切れない感じが残ることがあります。自分の感情と歴史の議論がごちゃついて、「結局どこから考えればいいんだろう」と手が止まる人は多いと思います。僕もずっとそうでした。 この本は、東京裁判を「良い/悪い」で断じる前に、まず“どういう場として成立していたのか”を丁寧にほどいてくれます。裁判が実際には国際政治そのものだったこと、日本側も対米協調や安全保障の観点から裁判を受け入れていったこと、そして肯定論と否定論のどちらも政治性を帯びていたこと。こうした視点を知ると、極端な言説に振り回されず、自分の立ち位置で考える余裕が生まれます。読み進めるうちに、「正義とは何か」よりも「どんな力学があったのか」が見えてきて、歴史に向き合う時の足場が固まる感じがありました。 当時の日本社会が戦犯処罰をどう受けとめ、靖国合祀がどんな思惑で動いていったかまで辿ることで、戦後の空気や政治判断のリアルさにも触れられます。今の議論の背景が少しずつつながっていくので、歴史を距離を置いて見る感覚が育つ一冊でした。 「勝者の歴史」「文明の裁き」という言葉にモヤモヤしてきた人に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

東京裁判(極東国際軍事裁判)とは何だったのか!?勝者による「復讐裁判」と片づけてよいのか?史実から目を背けるのは「逃避」である。壮大なる歴史ドラマに隠された数多くの教訓を、どう受け止め、どう伝えるか!?新史料を得て世に問う、保阪正康流理性史観。
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