
人事評価はもういらない
松丘啓司
ファーストプレス / 2016-10-27
この本について
評価面談の時期になるたびに、「この目標って誰のためのものなんだろう」とか、「半年も前の話を今さら蒸し返されても…」みたいな、じんわりしたモヤモヤが出てくることがあります。頑張っているつもりでも、仕組みのほうが自分の働き方と噛み合っていない感じ。僕自身もずっとそこに引っかかっていました。 『人事評価はもういらない』は、そのモヤモヤを「仕方ないもの」と扱わずに、もう少し現実的にほぐしてくれる本でした。個人の強みや思考のクセを基点に目標を決めていく考え方や、半年前ではなく“今”を前提にしたフィードバックの必要性など、読みながら「ああ、自分がしんどかった理由ってこれか」と腑に落ちる瞬間がいくつもありました。また、評価をなくせば楽になるわけではなく、マネジャーの対話力が問われたり、一人ひとりの主体性が求められたりと、現場の変化まできちんと書かれているのがありがたいところです。 特に印象に残ったのは、「強みを軸にするほうが成果につながる」という視点と、「連携が前提の仕事では、ランク付けがコラボレーションを壊す」という指摘です。自分のチームで起きていた違和感を、そのまま言語化されたような気がしました。人材開発が置き去りになった評価運用や、形骸化した目標管理に疲れている人には、かなり刺さると思います。 評価制度をどうこうする以前に、「自分が働きやすい状態って何だろう」「メンバーとはどう関わればいいんだろう」と考えたい人に、そっと手渡したくなる一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの29%が集中しています。
読書の順序
この本の前に読まれた本
この本に似ている本
すべて見る arrow_right_alt書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more
出版社による紹介
読んだ内容を、もう忘れない。
BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。
クレジットカード不要




