
STARTUP―アイデアから利益を生みだす組織マネジメント―
ダイアナ・キャンダー and 牧野洋
この本について
新しいアイデアを思いついても、「これって本当に必要とされてるんだろうか…」と足踏みしてしまうこと、けっこうありませんか。作りたい気持ちだけが先走って、気づけば机の上で推測ばかり積み上がっていくあの感じ。僕も何度もやらかしてきました。 この本が効くのは、まさにその“推測地獄”から抜け出したいときです。読者がよく保存している部分を見ても、刺さっているのは「問題の存在を証明する前に走り出すな」という徹底した姿勢なんですよね。スタートアップは立派な組織ではなく“仮説を検証するための器にすぎない”という視点が入るだけで、作る順番がガラッと変わります。実際に顧客に会って、売り込まずに話を聞き、偏頭痛級の問題が本当にあるのか確かめるプロセスも、現場レベルで具体的なので、明日からやれる形で描かれています。 もう一つありがたいのは、成果っぽく見える数値に逃げない姿勢を思い出させてくれること。アクセス数や取材記事に気分が動きかけても、「それは経営実態じゃないよね」と、静かに軌道修正してくれる。地味だけど、こういう視点の積み重ねが長く効きます。 自分のアイデアに自信がないわけじゃないけれど、「どこまで確かめれば前に進めるのか」がいつも曖昧な人に、すごく相性がいい本です。僕もこの考え方に触れてから、まず最初の十人に会いに行くところから始めるようになりました。推測ではなく、実際の声から組み立てたい人に。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの32%が集中しています。
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