
起業は意志が10割
守屋実
講談社 / 2021-05-10
この本について
起業や新規事業に興味はあっても、「何を軸に動けばいいのか」「どこまで考えれば形にしていいのか」で足が止まることってありますよね。僕も同じで、やりたい気持ちはあるのに、意志や解像度がフワッとしたまま動いては迷い、また立ち止まる…の繰り返しでした。 『起業は意志が10割』は、そのモヤモヤにかなり実務的に踏み込んでくる本でした。いちばん刺さったのは、「意志がないまま始めると、苦境で必ず折れる」という現実的な指摘です。勢いとかアイデアの多さよりも、自分が何を主戦場にするか腹落ちさせることが、結局いちばんのコスト削減になるという話は、身に覚えのある人ほど響くと思います。さらに、「満たされていないニーズかどうかは、仮注文書にサインするかで判断できる」という例えは、机上の“需要っぽさ”に逃げていた自分の甘さを直撃してきました。顧客の解像度が足りないまま動いても何も積み上がらない、というのも本当にそうだなと。 もう一つ、この本が現場感すごいなと思ったのは「量稽古」の考え方です。意味が見えなくても、後から複利で効いてくる働き方。短期で成果を追って中途半端に散らかすより、ひとつの方向に積み段を作るほうが結局近道になる、という感覚は、会社員でも独立準備でも同じはずです。 アイデアはあるけど決めきれない人、顧客像がぼんやりしたまま動いてしまいがちな人。そんな人にこそ、この本の「視点の整え方」は役に立つと思います。僕自身、読んだあとにようやく、どこに集中すべきかが少し輪郭を持ちました。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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