
国力とは何か―経済ナショナリズムの理論と政策 (講談社現代新書)
中野剛志
講談社 / 2011-07
累計読者数3
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推定読了時間 約5時間4分
star総合評価 44/100
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この本について
最近、「国って本当に必要なのか」とか、「グローバル化の時代に国家の役割って薄れていくよね」という空気に、どこか引っかかりを覚えることが多いんですよね。頭ではわかったつもりでも、震災や経済の揺らぎに直面したとき、結局頼りになるのは何なのか…と立ち止まってしまう。そんなモヤモヤに向き合うきっかけをくれたのが、この『国力とは何か』でした。 この本が効いたのは、まず「危機になると国家の力が露わになる」という、見て見ぬふりをしてきた前提を丁寧に扱ってくれるところです。特に、東日本大震災が“グローバル化で国家は後退する”という物語を吹き飛ばした、という指摘にはドキッとしました。さらに、ナショナリズムをすぐに排外主義と結びつけず、同朋意識という現実の心理から捉え直す視点も、自分の中の思考のクセをほどいてくれました。そしてもう一つ、国家の役割を「暴走の危険があるからこそ理論的に理解する必要がある」と整理してくれるので、感情論でもスローガンでもなく、実務的な目線で考え直せるのが助かります。 国や社会の話題になると、つい「自分には関係ない」と距離を置きがちな人ほど刺さると思います。大きなテーマだけれど、読み終わると日常のニュースとの距離感が少し変わって、無理なく自分の立ち位置を考えられる本でした。
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出版社による紹介
豊かな経済社会を取り戻すために。我が国の支配的イデオロギーは「グローバル化による国家の退場」だった。しかし東日本大震災のような危機には国家が強いリーダーシップを発揮することが求められている。異端の思想にこそ真実がある。
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