
死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい (幻冬舎単行本)
小林弘幸
幻冬舎 / 2017-10-24
この本について
最近、なんとなく体がだるいとか、寝ても疲れが抜けないとか、指先だけ妙に冷えるとか……。年齢のせいにして放置しているけれど、実際のところ何を変えればいいのかわからないまま、という人は多いと思います。僕もまさにそのタイプで、運動したほうがいいのは分かっていても、続かないし、そもそも何をどうやれば効果があるのか曖昧でした。 この本が面白いのは、「結局、人が年齢とともに困るのは、筋力・血流・自律神経の3つだけ」というシンプルな視点をくれるところです。そして、その3つを一気にまとめて整える手段として“スクワット”に絞り込んでいるところ。特別な器具もいらず、ゆっくり4秒で下りて4秒で上がるだけ。しかも、しゃがむ動作のたびに血流が促され、自律神経が整うのは即効性があるという話が、妙に腹落ちしました。朝日を浴びながらやると体内時計まで整うというのも、やってみると確かに気持ちが違います。 個人的に刺さったのは、「無理にテンションを上げなくていい」「環境や気分を整えるだけでも自律神経は変わる」というところで、運動=根性ではなく、ゆったりした服を着て、自分のペースで淡々と続ければいいという距離感がすごく現実的でした。笑顔を作るだけで体の反応が変わるという話も、負担の少ない始め方としてちょうどいい。 大げさな変化を期待する人より、日々の不調をごまかしながら過ごしてきた人にこそ刺さる本だと思います。スクワットそのものより、「どうやって毎日を立て直すか」の視点が欲しい人に向いています。
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