
拒食症・過食症を対人関係療法で治す
水島広子
紀伊國屋書店 / 2007-10
累計読者数3
平均ハイライト数 90.7件/人
推定読了時間 約5時間37分
star総合評価 71/100
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この本について
誰かの悩みを聞くとき、「つい助けなきゃ」と思って口を挟んでしまうこと、ありませんか。相手の苦しさが見えているのに、自分の言葉がむしろ負担になっている気がして、あとでモヤモヤが残る。摂食障害に限らず、人の心に寄り添うって本当に難しいなと感じます。 この本を読んで印象的だったのは、まず“聞く”という行為の意味がまったく違う角度から語られていたことでした。途中でアドバイスを入れたくなる気持ちは誰にでもあるけれど、本人からすると「やっぱり分かってもらえない」に変わってしまう。その構造が丁寧に説明されていて、自分も思い当たる節ばかりでした。さらに、「症状を直接どうにかしようとしない」という視点も新鮮で、体型や過食だけに意識を向けるのではなく、その裏側にあるストレスや対人関係の崩れに気づけるようになると、接し方もかなり変わるなと感じました。 もう一つ、気持ちが先に軽くなることを焦らず待つ大切さも刺さりました。行動の変化ばかり追いかけてしまうと、回復のプロセスを逆に壊してしまう。これは家族やパートナーだけじゃなく、自分自身の行動にも言えることだと思います。 身近な誰かの「どうしてこうなるの?」に答えが見つからず悩んでいる人、あるいは自分の食との関係に長くしんどさを抱えてきた人には、静かに効く本だと思います。
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出版社による紹介
専門医が教える「摂食障害の新しい常識」
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