
いちばんやさしい会計の教本 人気講師が教える財務3表の読み解き方が全部わかる本 「いちばんやさしい教本」シリーズ
川口宏之
インプレス / 2018-11-22
この本について
決算書を読むたびに、数字の海に放り込まれたような気分になることがありませんか。僕もずっと「この利益って、結局なにを意味してるんだろう…」みたいな曖昧な理解でごまかし続けてきたタイプです。ざっくりわかった“つもり”では、仕事の判断に結びつかない場面が多くて、何度も壁にぶつかりました。 この本がよかったのは、財務3表を“構造ごとつかむ”感覚を持てたことでした。たとえば損益計算書を売上・費用・利益の3ブロックにまず分けてしまう、貸借対照表をボックス図にして負債と純資産の違いを視覚的に押さえる、といったところがすごくシンプルで、数字を見る前に自分の頭の中が整理される感じがあります。流動比率や自己資本比率みたいな指標も、式を覚えるのではなく「会社のどこを見ている指標なのか」がストンと入ってきました。 さらに助かったのは、売掛金の貸倒リスクとか、棚卸資産の在庫リスクみたいに、決算書の数字の裏で起きているリアルなリスクが具体的に描かれている点です。数字が“ただの数字”ではなく、現場の動きの積み重ねだとわかると、他社の決算を読むときの目線が変わりました。営業利益が赤字でも経常利益が黒字の会社を見たときに「本業はまだ回復してないな」と読めるようになったのも、この本で視点が増えたからだと思います。 数字に苦手意識があるけれど、決算書を“仕事の判断材料”として読めるようになりたい人にはかなり合う一冊です。僕みたいに、なんとなく会計に向き合えずにきた人ほど、土台作りとしてしっかり効いてくれると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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