
M&A仲介会社の社長が明かす 中小企業M&Aの真実 決定版
藤井 一郎
累計読者数9
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star総合評価 50/100
start序盤集中型
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この本について
事業を続けながら、「この会社って本当に売れる規模なのか」とか、「買い手はどんなポイントを見ているのか」といった疑問がじわじわ積もってくることがありますよね。自分も数字を眺めるだけでは判断できず、感覚と現実のズレにモヤモヤしていました。 この本は、そういう“見えない基準”を地に足のついた形で示してくれます。たとえば、売上が2〜3億円あるかどうかで売却の難度が変わる現実や、買い手がストック型・借入の少ない業種を好む理由など、実際の現場での判断基準がかなり具体的に書かれています。DCFのような理論よりも「時価純資産+営業権」がよく使われるという話も、机上の知識と実務の差を整理するうえで役立ちました。また、売却プロセスが始まると一気に半年で動く一方、買収は年単位で探すという“時間感覚の違い”も、経営判断の腹落ちに効きます。 なんとなく「いつか売れるようにしておこう」と思っていると、どこから手をつけるべきか迷ったまま時間だけ過ぎてしまいますが、この本はその迷いを現実的な行動に落とし込む材料をくれます。特に、売り手社長が一定期間残るケースの多さや、人気業種の背景にある構造などは、想像よりもずっと生々しいものでした。 経営の将来を冷静に考えたい人、あるいは「会社の価値をちゃんと見れるようになりたい」と思っている人にはしっかり刺さる一冊です。
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