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わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)

わたしの幸せな結婚 (富士見L文庫)

顎木 あくみ、月岡 月穂

KADOKAWA / 2026-03-13

累計読者数7
平均ハイライト数 4.9件/人
推定読了時間 約2時間22分
star総合評価 33/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 10%

この本について

人と距離を取る癖が抜けなかったり、「優しくしたいのに怖さが先に立つ」ときってありませんか。相手の表情ひとつで自分の価値まで揺れるような、あの居心地の悪さ。僕もずっとそこに引っかかっていて、どう向き合えばいいのか分からないままでした。 『わたしの幸せな結婚』が面白いのは、恋愛ものとしての甘さよりも、登場人物の“ぎこちさ”や“傷の扱い方”がすごく丁寧なところです。たとえば、美世が初めて逆らってついた傷を「恥じゃなく誇るべきもの」と捉え直す場面。自分の小さな決断をようやく肯定できる瞬間に寄り添うようで、読んでいて胸の奥が静かに動きました。あるいは、噂ばかり先行する清霞の不器用な優雅さ。人を斬り捨てるという噂と、ふと見せる柔らかさの落差に、他人の“表に出ない部分”をもう少し信じてみてもいいのかもしれないと思わされます。 過去の扱いに怯えが残っていたり、誰かとの関係で「自分はここにいていいのか」を探してしまう人には、とくに刺さると思います。派手な劇薬ではなく、静かに呼吸の仕方を取り戻させてくれる物語でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

新婚旅行もかねての旧都旅行のはずが波乱が続き、美世を喜ばせたくて連れてきた清霞は落ち込んだ様子だった。土蜘蛛の手がかりを探すも調査は難航し、行き詰まりを感じる二人。 そんな折、偶然訪れた寺である逸話を聞く。九百年以上昔の話だというそれは、美世が長場君緒に教えられた「おまじない」にそっくりだった。それをきっかけに土蜘蛛の謎に大きく迫り……。 「旦那さまを慰めて、甘やかすのは、わたしの役目です」 稀なるおしどり夫婦の物語は、いざ因縁の土蜘蛛との対決へ——。
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