
インパクトカンパニー 成熟企業を再成長させる、シンプルな処方箋
神田 昌典
PHP研究所 / 2019-01-22
この本について
仕事でも現場でも、「うちの強みって結局なんなんだろう…」と考え込むことが増えていませんか。新しい施策を試しても、どこかしっくりこない。周りが盛り上がっている新技術やトレンドを自社に当てはめても、手応えが弱い。自分の中にも、会社の中にも、眠っている何かがある気はするのに言語化できないまま時間だけが過ぎていく。自分もずっとそのモヤモヤに悩んでいました。 『インパクトカンパニー』が面白いのは、魔法のような「逆転の一手」を教える本ではなく、すでに持っている価値をどう再発見し、どう他者とつなげるかを淡々と描いているところです。たとえば、鯖専門店を“プラットフォーム”と見立てて仲間が集まりやすい仕組みを作った話や、日本の美容技術を世界に届けるために最初から多言語で発信した事例など、自分では見落としがちな「忘れていた強み」がどう再起動するのかが具体的に分かる。さらに、ゲーム世代の価値観やコミュニティづくりの視点を重ねることで、既存事業が思いがけない方向へ動き出す瞬間が見えてきます。 読んでいて感じたのは、成長の起点はいつも“外にある正解”ではなく、“未来に向けて自分たちがどんな物語を描けるか”だということでした。新入社員が30年後の自分を語る研修の話や、途上国の中古部品市場を丁寧に整えていくプロジェクトなど、小さな動きがじわじわ効いていく感じが実感としてつかめます。 自分や会社の強みを「思い出すところ」から始めたい人に、静かに効く本です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの22%が集中しています。
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