
DISRUPTORS 反逆の戦略者――「真のイノベーション」に共通していた16の行動
デイビッド・ローワン and 御立 英史
この本について
仕事で新しいことを仕掛けたいのに、社内の手続きや視野の狭さに押し戻されてしまう感じ、けっこうあると思います。自分の判断で動きたいのに、失敗への空気が強すぎて、挑戦する前から腰が引けるあの感じ。僕もずっとそこでつまずいてきました。 この本が面白いのは、「イノベーションとはこうあるべき」という教科書ではなく、実際に成果を出した組織がどんな“現場の空気”をつくっていたかが、かなり具体的に描かれているところです。少人数チームに権限を渡しきる話や、失敗前提でキル・メトリクスを置く話、外の世界を観察し続ける仕組みなど、読むほど「結局、文化と構造なんだな」という実感が湧いてきます。やみくもに頑張るんじゃなく、どう動けば挑戦が続けられるのか、その視界が少しひらく感じがありました。 とくに、自分の組織が「劇場型イノベーション」に陥っていないかをチェックする視点は痛烈です。会議ばかりで外を見ていないとき、失敗の可能性が話題にのぼらないとき、急に実態がある問題として迫ってきます。逆に言えば、そこを変えれば小さな挑戦でも回り始める、という希望も感じました。 既存事業の中でくすぶっている人、チームを動かす立場なのに自由をつくれず悩んでいる人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
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