
労働法入門 新版 (岩波新書)
水町 勇一郎
岩波書店 / 2019-06-20
累計読者数6
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推定読了時間 約3時間11分
star総合評価 62/100
start序盤集中型
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この本について
働いていると、人事異動や評価の理由がよく分からないまま進んでいったり、「これって本当に会社に拒否できないのかな…」とモヤッとする瞬間がけっこうあります。制度として説明されるけれど、本当にどこまでが権利で、どこからが会社の裁量なのか、線引きが見えにくいんですよね。 『労働法入門』は、その曖昧さに輪郭をつけてくれる一冊でした。配転・出向・降格など、日常ではよく話題に上がるけれど法的な根拠を意外と知らない領域について、「会社は契約上どこまで命令できるのか」「どんな場合なら権利の濫用になるのか」がちゃんと筋道立てて説明されています。例えば、異動命令は無条件で従うものと感じがちですが、合理的な必要性があるか、不利益が大きすぎないか、就業規則に根拠があるか…と、判断基準が具体的に書かれていて、感覚ではなく整理して考えられるようになります。また、差別禁止の話も、日本の制度が部分的である理由や、欧米との違いまで丁寧に触れられており、自分の会社で起きている問題を俯瞰しやすくなります。 職場の「なんとなく仕方ない」で流していた部分を、一度ちゃんと理解したい人に刺さる本です。法律を武器にするというより、自分の働き方を守るための地図を手に入れる感覚に近いと思います。
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出版社による紹介
「戦後の労働三法制定以来の大改革」とされる働き方改革関連法が施行され始めた。それを機に、労働法の基礎知識を提供し、好評を博した初版を八年ぶりに改訂。「働き方改革」の内容はもちろん、その他の法改正や判例の展開を盛り込み、大きく発展を続ける労働法の骨格とその背景を描き出す。
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