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PDCAマネジメント (日経文庫)

PDCAマネジメント (日経文庫)

稲田将人

日経BP / 2020-06-17

累計読者数10
平均ハイライト数 39.5件/人
推定読了時間 約3時間18分
star総合評価 74/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 38%

この本について

仕事で数字を追っていると、「何が原因で今こうなっているのか」がぼんやりしたまま動かざるを得ない時ってありますよね。会議で資料は揃っているのに、結局“現場の説明を聞かないと判断できない”感じ。僕自身、このモヤモヤが長く続いていて、打ち手に自信を持てない時期がありました。 この本が効いたのは、PDCAを“気合で回す仕組み”ではなく、“見える状態をつくる技術”として扱っていたところです。例えば、トヨタの工程でミスを減らすために指示を一意にする話は、僕の仕事にもそのまま置き換えられました。判断にワンクッションあるだけでミスが増えるなら、数字の読み取りや会議体のつくり方も同じだよな、と。さらに、帳票に赤ペンで数字とその意味を書き込むプロセスを読むと、抽象論だけで整理して終わっていた自分がどれだけ「中身」を欠いていたかがよく分かります。 特に刺さったのは、「Cから始まるPDCA」という考え方でした。現状の因果が見えていないから迷うし、自信が持てない。だからまず“事実を見える化し、そこから意味を抽出する”という順番を整えるだけで、打ち手の精度が上がっていく。営業所ごとの差異の追い方や、トップ・現場・責任者の役割の分け方も、実務の風景として想像しやすかったです。 目の前の数字を動かす役割を持っていて、「何から手をつければいいか分からないまま動いてしまう」タイプの人には特に刺さると思います。抽象的な理論より、実務での引っかかりを一つずつほどいてくれる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

PDCAは誰もが知るビジネスフレームワークですが、この言葉ほどわかった気になって、それぞれ勝手な解釈で使われる言葉はありません。 PDCAはもともと製造業のTQC活動から始まった、現場の実践的なマネジメント手法です。 ところが最近のビジネス書棚では個人の仕事術、ダンドリ手法のひとつとして取り上げられる例が目立ちます。 本書はPDCAの本来の使い方であり、トヨタなどの優良企業で実践されている、 組織・チームで仕事をするマネジャー層の読者を想定した、マネジメントのためのPDCA入門です。 著者によれば、着実に成長している一部の優良企業を除き、日本企業でPDCAがまともに廻っているところは少ないといいます。とりわけ、日本ではPDCAのPが「計画」と訳されたため、予算数字の達成を無理強いする時に使われるものととらえている人も多いでしょう。 本書では主要業務で着実にPDCAを廻していくために、「業務の定義」「現状把握」「意味合いの抽出」「帳票の設計」「会議の運営」「指導と躾」「立ち上げ方」まで落とし込んで、具体的な方法を紹介していきます。
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