
ワークマンは 商品を変えずに売り方を変えただけで なぜ2倍売れたのか
酒井大輔
日経BP / 2020-06-26
この本について
仕事で「もっと効率よくやれ」と言われつつ、実際は現場の事情もあって簡単に割り切れないことって多いですよね。合理化すれば数字は良くなるのに、そうしきれない現実がある。頭では分かっていても、心がついてこない。そんなモヤモヤを抱えているとき、この本のエピソードがやけに腑に落ちました。 ワークマンは一見すると大胆な改革をしている会社ですが、実際に読んでみると「無理をしない工夫」が積み重なっているだけなんですよね。例えば、職人が長年使ってきた高所安全靴を切らない姿勢。売上効率より、まず安全や慣れを優先する判断は、数字と現場の間で揺れる自分にはかなり刺さりました。さらに、データ分析と言っても必要なのはExcelレベルで、全員が少しずつ使える状態を作っただけ。ややこしい専門部署を作るより、全員が最低限扱えるほうが現実的だよなと感じます。 そして印象的だったのは、サプライチェーンや商品開発ですら「情報を持っている人に任せる」という割り切り方。若手より経験豊富なメーカーに納品数を決めてもらうとか、インフルエンサーを完全に巻き込んでしまうとか、常識では少し躊躇する部分を「そのほうがうまくいくならやる」で乗り越えているんです。 要するに、この本は「正しさより、続けられるしくみ」の作り方を淡々と教えてくれる実例集です。改善や仕組みづくりに悩んでいる人、特に「頑張りすぎずに強い組織を作りたい」タイプにはかなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第3章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの33%が集中しています。
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