
7タイプ別交渉術
谷原誠
秀和システム / 2020-04
この本について
人と話していて、「言ってることは正しいはずなのに、なぜか動いてくれない」と感じる瞬間ってありますよね。仕事でも家でも、こっちは丁寧に説明しているつもりなのに、相手の表情が曇っていくあの空気。僕自身もそこでよく迷っていました。結局のところ、言葉の正しさより、相手がどう受け取るかのほうが交渉では圧倒的に強いんだと痛感したんです。 この本の抜粋を見ても、読者が刺さっているのは「自分が納得してほしい理由では人は動かない」という現実や、「質問を使うと相手が自分で考え始める」という、ちょっとした視点の転換だと思います。指示ではなく、示唆として投げるだけで相手が自発的に動き出す例も多く、僕も仕事で試してみたら、無理に説得しようと肩に力を入れなくてもよくなりました。とくに、選択肢の出し方ひとつで子どもでも行動が変わる場面は、対大人でも同じだと実感します。 もうひとつ大事だと思ったのは、「勝ち負けの構図」から降りること。交渉というと、つい自分の意見を通すゲームみたいになりがちですが、この本は“第3の案”という形で、一緒により良い方法を探す視点をくれます。これは職場の調整にもそのまま使えて、相手の立場を理解しながらも必要以上に譲りすぎないバランスをとりやすくなりました。 自分の主張を押さえつけなくても、相手をねじ伏せなくても、話し合いを前に進めたい人に向いています。僕と同じように、交渉や説得が苦手というより「しんどい」と感じている人には、かなり相性がいい一冊だと思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第8章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの21%が集中しています。
読書の順序
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