
トロント最高の医師が教える世界最有効の糖尿病対策
ジェイソン・ファン and 多賀谷 正子
サンマーク出版 / 2020-07-28
この本について
食事のことって、正解があるようでないまま流行ばかり変わっていくので、何を信じればいいのか分からなくなる瞬間があります。糖質を減らせばいいのか、脂質は本当に悪者なのか、ファスティングって危なくないのか……頭では気をつけたいと思っていても、結局いつもの習慣に戻ってしまう、そんな揺れを自分もずっと抱えていました。 この本は、そういう迷いに対して「なぜ体がその反応をするのか」という根っこから説明してくれるので、行動の選び方が少し落ち着きます。たとえば、精製された炭水化物がどれだけ肝臓に負担をかけるのか、フルクトースが脂肪肝をどんなスピードで作るのかといった仕組みまで丁寧に書かれていて、自分の体に起きていることがイメージしやすいです。また、ファスティングや低炭水化物の効き方を“カロリー”ではなく“ホルモンの動き”として示してくれるので、極端な食事制限とは違う視点が手に入ります。水分のとり方や脂質とのつき合い方など、日常の選択にすぐ落とし込める部分も多めです。 数字や研究の話はたしかに多いのですが、それが「自分は何を減らして、何を置き換えるといいのか」までつながってくるので、食事の迷路にいる人にはかなり実用的だと思います。とくに、ただ漠然と“糖質を控えよう”で終わってしまう人や、体調の変化の理由をもう少し言語化したい人に刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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