
科学的に証明された 自分を動かす方法―なぜか目標を達成できてしまう、とてつもなく強力なモチベーションサイエンス
アイエレット・フィッシュバック and 上原裕美子
この本について
目標を立てても、途中で「なんでこれやってるんだっけ?」と気持ちがぼやけたり、数字に追われてむしろやる気をなくしたりすることってありますよね。僕もよく、あと1冊届かなかった読書目標を見て妙に落ち込んだり、インセンティブをつけたせいで本来の目的が見えなくなることがありました。 この本は、そういう“モチベーションの歪み”をわりと冷静にほどいてくれます。特におもしろいのは、インセンティブが行動と噛み合っていないと動機がむしろ下がる、という指摘。祖母への電話に報酬をもらうのは変だけど、仕事でお金をもらうのは自然。この「ズレ」の感覚が、自分のモヤモヤの正体を言語化してくれました。また、数字の扱い方も実用的で、指標が恣意的だと理解していれば“未達”に必要以上に引きずられないし、逆に少し手ごわい数字があるだけで前に進みやすくなるという話は、日々のタスク管理にもそのまま使えました。 個人的には、「義務の目標は回避、理想の目標は接近」のスタンスがとくに腑に落ちました。自分が何に向かっているのかを整理しないまま頑張ると、そりゃ噛み合わないよなと気づかされます。環境を変えることで行動を変える、というシンプルな考え方も、無理に自分を鼓舞しようとしなくていいと感じさせてくれました。 自分のやる気の仕組みをもう少し丁寧に扱いたい人、あるいは「頑張っているのに理由のわからない失速が起きがち」という人には刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの28%が集中しています。
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