
ニュースの「疑問」が、ひと目でわかる座標軸 世界の今を読み解く「政治思想マトリックス」
茂木 誠
PHP研究所 / 202012
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star総合評価 67/100
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この本について
国際ニュースを見ていると、「この国は何がしたいのか」「なぜこんな選択をするのか」が分からず、もやっとしたまま流してしまうことが多いんですよね。しかも、リベラルとか保守とか、グローバリズムとかナショナリズムとか、耳にする言葉ほど意味が揺れていて、調べても腑に落ちないまま終わりがちです。僕自身、同じところでずっとつまずいていました。 この本が助かったのは、歴史上の転換点を「思想の動き」として並べてくれるところです。ルーズヴェルトでリベラルの意味が反転した話や、極端なグローバリズムがナショナリズムを呼び戻していく流れ、アメリカの保守と日本の保守がそもそも別物である理由など、ニュースで断片的に見ていた出来事が一本の線につながっていきます。例えば、中国やロシアへの評価が欧米で揺れる理由も、「根本の価値観がどこに置かれているか」を知るだけで、表面的な言説の違和感が解けていきました。 最新のニュースを追うというより、世界の動きを「地図」みたいに捉えたい人に向いている本です。僕みたいに、国際政治の話題になると急に自信がなくなるタイプには、今の混沌を少しだけ言語化できるようになる一冊でした。
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