
アジャイル開発とスクラム 第2版 顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメント
平鍋 健児, 野中 郁次郎, and 及部 敬雄
株式会社 オーム社 / 2023-04-03
この本について
プロジェクトの途中で「これ、本当に正しい進め方なんだっけ…」と不安になるときがあります。計画通りに進めたい気持ちと、現場で次々に出てくる変化。その間で揺れてしまう。仕様書に時間をかけても、いざ動かし始めると要望が変わっていく。メンバー同士が「誰の責任か」みたいな空気になってしまう。自分も何度もここでつまずきました。 この本が助けてくれたのは、アジャイルやスクラムの“正しさ”を押し付けるのではなく、「変化が前提の仕事をどうやって前に進めるか」を実務レベルに落として教えてくれたことです。役割の壁を越えて協力するとはどういう状態なのか、ユーザーストーリがただのカードではなく会話のきっかけとして機能すると何が起こるのか、そして不確実な状況でなぜ経験的に進めたほうが楽になるのか。机上の理論ではなく、実際のチーム運営で見えづらい部分に光を当ててくれました。 特に、完璧な計画よりも「検査と適応」を小さく繰り返すことや、スプリントで知識そのものが蓄積されていくという視点は、仕事の進め方を少しだけ軽くしてくれます。チームの雰囲気がギスギスしたときに、「問題 VS 私たち」という構図へ戻すためのヒントも多い。スクラムを採用している人だけでなく、変化の大きい環境で働くすべての人に静かに効いてくる本だと思います。 「計画通りにいかない現場をどう扱えばいいのか悩んでいる人」に刺さりやすい一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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