
時間と空間を操る「量子力学的」習慣術
村松 大輔
この本について
最近、頑張っているつもりなのに気持ちがノッてこなかったり、集中しているはずなのに成果がバラつく日が続くことってありませんか。根性で乗り切ろうとして余計に空回りしたり、気持ちが散って何から手をつければいいか分からなくなるあの感じ。自分でも理由が説明できないモヤモヤに、僕もよくつかまります。 この本が面白いのは、そういう「説明しにくい心の状態」を量子っぽい比喩で整理してくれるところにあります。たとえば、ワクワクしているときほど集中しやすいとか、気分が沈んでいると時間が長く感じるとか、日常で実感しているのに言語化しづらかった現象に“振動数”という視点をあててくれる。根性だけで続けるのは難しい理由が腑に落ちるし、逆に「じゃあどんな環境なら続けられるのか」が見えてきます。それから、自分の意識がどこに向いているかで結果の出方が変わる、という話も、日常の例が多いので意外と地に足がついています。 個人的には、「意識が分散していると実現しない」というくだりが一番グサッときました。頭では別の目標を掲げているのに、日々の行動はまったく違う方向へフォトン(という比喩)を飛ばしている、という話。ああ、そりゃ進まないわ…と苦笑しながら読んでいました。 科学的な厳密さを求める本ではありませんが、「気持ちと行動のズレを整えたい人」には案外しっくりくる視点が多いです。感覚的に動いてしまいがちな日々に、少しだけ整理のための言葉がほしいときに手に取るとちょうどいい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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