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9割の社会問題はビジネスで解決できる

9割の社会問題はビジネスで解決できる

田口 一成

PHP研究所 / 2021-05-27

累計読者数38
平均ハイライト数 22.1件/人
推定読了時間 約4時間58分
star総合評価 71/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 50%

この本について

仕事で「社会のためになることをしたい」と思いながら、実際には売上や効率に追われて、気持ちが置き去りになることってありますよね。自分もそのモヤモヤを抱えたまま働いていた時期があって、「そもそもビジネスって何のためにあるんだっけ」と立ち止まりたくなったことがあります。 この本は、その問いに対してきれいごとではなく、具体的な仕組みとして答えてくれるところが大きな特徴でした。たとえば、善意ではなく「買いたい」と思われる商品をどう作るのか。あるいは、原体験がなくても課題の本質に近づくためのヒアリングのやり方。さらに、起業家同士が利益を“共通のポケット”に入れて支え合うという、普通の会社ではまず聞かない仕組みまで丁寧に語られています。読んでいるうちに、「社会問題をビジネスで扱うって、こういうリアルな地道さなんだ」と実感が湧いてきました。 自分が特に刺さったのは、恩を受けた人が次の挑戦者を支える「恩送り」という考え方です。派手さはないのに、妙に人間くさくて、今の殺伐とした競争ムードの中では逆にすごく新鮮なんですよね。仕事をしていて疲れた時に、「こういう関係性の中で働けたら、もう少し素直に頑張れるかも」と思わせてくれました。 「効率だけではしんどいけど、ただのきれいごとにも寄りたくない」という人には、かなりしっくりくる本だと思います。ビジネスを通して誰かを助けたい気持ちと、現実の厳しさの間で迷っている人にこそ届いてほしい一冊です。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

貧困、難民、過疎化、人種差別、耕作放棄地、フードロス、地球温暖化……社会問題を解決するビジネス(ソーシャルビジネス)しかやらない会社、ボーダレスグループ。著者が2007年に創業した同社は、いまや世界15カ国で40の事業を展開し、従業員は約1500名、グループ年商は55億円を超える(2021年4月現在)。その大きな特徴は、「自分はこんな社会問題を解決したい」という志を持った起業家が集まる「社会起業家のプラットフォーム」であること。「40の事業」はそれぞれが独立した株式会社で、「40人の社長」がいる。こうして各社が独立経営を行いながらも、資金やノウハウをお互いに提供し合う、相互扶助の仕組み「恩送り経営」は、2019年にグッドデザイン賞(ビジネスモデル部門)に選ばれ、2020年にはカンブリア宮殿でも紹介されるなど、各方面から注目を集めている。そこで第1章では、ソーシャルビジネスを次々と生み出す同社独自の仕組みを、第2章ではそれらがどういう試行錯誤の中で生まれてきたかを紹介。後半の第3章・第4章では、40の事業を立ち上げる中で培ってきた「社会問題をビジネスで解決するためのノウハウ」を一挙公開する。「日々忙しく働いているけれど、自分の仕事は本当に社会を良くしているんだろうか?」そんなモヤモヤを抱えながら日々仕事を頑張っている、全てのビジネスパーソン必読! 【PHP研究所】
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