
チームが自ずと動き出す 内村光良式リーダー論 (朝日新書)
畑中 翔太
株式会社朝日新聞出版 / 2021-06-11
この本について
リーダーとして動くたびに、「こんなに説明してるのに伝わらない」とか、「部下のミスにどう向き合えばいいんだろう」とか、地味だけどじわじわ効いてくる悩みってありますよね。僕も同じで、仕事モードになるとつい“成果を守る人”みたいな考え方になってしまい、相手の小さな傷に気づけていなかったりします。 この本が面白いのは、リーダー論なのに“強さ”ではなく“余白”を軸に語られているところです。全部を説明しないことでチームが自分で考え始める話や、ミスをしても人間性だけは否定しない姿勢、そして「最後は自分が背負う」という覚悟。どれも派手さはないんですが、現場での空気の変わり方を想像すると妙にリアルなんですよね。特に「相手の意見をまず丸ごと受け取る」という部分は、今日からでも使えるのに、実際にはなかなかできていなかったと気づかされました。 読んでいて感じたのは、内村光良さんのやり方は“完璧な人の心得”ではなく、“迷いながらもチームを壊さないための最低限の態度”なんだということです。肩書きに寄りかからず、自分の過去の実績にも縛られず、必要なときだけ静かに責任を引き受ける。その地味さが逆に、今の現場にはちょうどいい距離感なんだと思います。 リーダーという言葉にまだ居心地の悪さを感じる人。部下にどう接すればいいか迷いながら進んでいる人。そんな人ほど、この本の“静かな示唆”がしっくりくるはずです。僕自身、「完璧じゃなくていいけど、背負い方だけは整えよう」と思えるようになりました。
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多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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