ヨムナビ
サラ金の歴史 消費者金融と日本社会 (中公新書)

サラ金の歴史 消費者金融と日本社会 (中公新書)

小島庸平

累計読者数20
平均ハイライト数 10.6件/人
推定読了時間 約6時間53分
star総合評価 46/100
start序盤集中型
check_circle推定完走率 11%

この本について

お金まわりの話って、きれいごとだけでは説明できない場面が多いですよね。助け合いのはずの親戚づきあいが、実は利子を含んだ“取引”だったり、貸す側と借りる側の関係がいつのまにか上下関係になっていたり。身近にあるはずの「頼れる場所」が、なぜか信用できない。このモヤモヤ、僕自身ずっと抱えていました。 『サラ金の歴史』は、サラ金を善悪で切り分ける本ではなく、こうした人間関係とお金の複雑さを正面からたどっていく内容です。サラ金の源流が、実は顔見知り同士の個人間金融だったという視点は、読んでいてかなりショックでした。なぜ高利でも人は借りるのか、なぜ貸す側は優越感を手放せなかったのか。そして、銀行が個人向け融資を避けた政策的背景まで追うことで、「サラ金が空白を埋めた」という現実が立体的に見えてきます。 読み進めるうちに、お金のトラブルを“性格の問題”で片づけてしまう見方がいかに表面的か、少しずつ考えが変わっていきました。誰かの選択の裏には、その人が置かれた環境と、その時代の制度のあり方が重なっているんだなと実感します。 身近な人間関係とお金の距離感に違和感を抱いてきた人、あるいは「なぜこんな仕組みが生まれたのか」を歴史から知りたい人には、とても刺さる一冊だと思います。

この本に似ている本

すべて見る arrow_right_alt
書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

サラ金・消費者金融を通して、日本経済史の知られざる一面を照らす試み。
library_books似た本をもっと見るmap書籍マップで探すroute読書パスガイドauto_awesomeAI診断で次の1冊を探す

読んだ内容を、もう忘れない。

BookNotion Zなら、Kindleのハイライトを自動で保存・整理。Notionにエクスポートして、いつでも振り返れます。

無料ではじめる

クレジットカード不要