
無駄(規制)をやめたらいいことだらけ 令和の大減税と規制緩和
渡瀬 裕哉
東京書籍 / 2024-10-11
この本について
最近、仕事でも生活でも「なんでこんなに物事が進まないんだろう」と思う場面が多くて、原因が自分の段取り以前のところにあるような気がしていました。誰も明確に反対してるわけじゃないのに、なぜか話が止まる。気づいたら、挑戦そのものを避ける空気に自分も飲まれていたりする。そんなモヤモヤを抱えている人には、この本がけっこう効きます。 読者の方の保存箇所を見ていると、「民間には問題を解決する力があるのに、制度がそれを止めてしまう」という指摘が刺さっているように感じます。単なる政策論ではなく、石油やエネルギーの話のように、現実の“価格の変化”から民間の工夫が生まれる構造が具体的に描かれていて、自分の働き方にも置き換えやすいんです。また、カーネマンのプロスペクト理論を引きながら、「失うのが怖いから前に進めない」という心理が制度にも個人にも共通していると示されるところも、自分の感覚と重なる人が多いのではと思います。 読んでいて感じたのは、規制や政治の話に見えて、実は「どうすれば前向きな変化を支える空気が生まれるのか」という、かなり生活に寄ったテーマでもあるということです。年齢ではなく“どんな行動を選ぶか”で応援していけばいい、という一文は、仕事で年齢差を気にしがちな自分にはわりと大きな視点の転換でした。制度がどうとか以前に、自分も無意識に“まだ早い”と感じてブレーキを踏んでいたな、と。 「自分の周りの停滞感に理由をつけられず困っている人」に刺さる本だと思います。制度や経済の話がテーマでも、最終的には“勇気をどう扱うか”という、とても個人レベルの問いに落ちてくるので、政治に詳しくなくても読みやすい一冊でした。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第1章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの25%が集中しています。
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