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戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで (中公新書)

戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで (中公新書)

千々和泰明

累計読者数12
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star総合評価 47/100
start序盤集中型
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この本について

戦争の話って距離があるようで、仕事でも人間関係でも「どこで引くか、どこまで踏み込むか」の判断に似たモヤモヤがあります。強く出れば傷が増えるし、譲ればあとで面倒が残る。どっちを選んでも割り切れないあの感じです。 この本が面白いのは、戦争終結を歴史の教訓として眺めるのではなく、「現在の犠牲」と「将来の危険」のどちらを優先するかというジレンマとして扱っているところでした。第一次大戦の講和の失敗や、湾岸戦争で多国籍軍がバグダッドに踏み込まなかった判断など、理想論ではなく“その時点で現実的に何を重く見るか”という視点で読み解いてくれる。妥協の条件がそろっているか、相手がどこまで耐えうるか、情報が揃った瞬間にどう動くか。抽象論ではなく、具体的なケースで見ていくので、自分の判断の癖まで透けて見える感じがありました。 「相手を完全に説得しようとすると傷が増える」「早く片付けたいと焦ると将来の火種を残す」。こうした当たり前のようで難しい感覚を整理したい人には刺さると思います。戦争という大きな題材ですが、読んでみるとむしろ日常の判断の解像度が上がる本でした。

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