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NOISE 下 組織はなぜ判断を誤るのか?

NOISE 下 組織はなぜ判断を誤るのか?

ダニエル カーネマン, オリヴィエ シボニー, キャス R サンスティーン, and 村井 章子

早川書房 / 2021-12-02

累計読者数7
平均ハイライト数 14.7件/人
推定読了時間 約3時間50分
star総合評価 56/100
menu_book精読型
check_circle推定完走率 43%

この本について

仕事で判断を下すたびに、「本当にこれでいいんだろうか」とそわそわすることがあります。あとになって別の意見を聞いてみれば、そっちのほうが筋が通っていたりして、自分の判断基準そのものに自信が持てなくなる。しかもチームで議論すると、不思議なくらい話が“まとまっている気がしてしまう”瞬間があって、そこで一気に思考停止するんですよね。 『NOISE 下』は、このモヤモヤの正体を「ノイズ」という言葉で丁寧にほぐしてくれます。例えば、判断者ごとにばらつく「レベルノイズ」や、個々の価値観の癖から生まれる「パターンノイズ」。こういう目に見えにくい揺れが、想像以上に多くの意思決定を狂わせている、と指摘されます。読んでいて刺さるのは、読者の多くが保存していた「反対意見が正しい可能性をいつでも認める用意が必要」という一文で、これは個人の姿勢としてすぐに使える視点でした。 もう一つ、この本が効くのは「早い段階で直感を働かせない」という原則に説得力があるところです。直感が悪いわけではないけれど、最初に思いついたストーリーに寄りかかると、他の筋書きを想像できなくなる。その結果、チーム内で“みんな同じ結論に至っている”という錯覚まで生まれてしまう。ここを避けるだけでも、判断の質はかなり変わるはずです。 組織やチームでの迷いが尽きない人、あるいは「自分の判断にどのくらい揺れがあるのか」を一度まじめに見たい人には、かなり刺さると思います。自分の癖に気づくという意味で、読後に小さな調整を繰り返したくなる一冊でした。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

行動経済学の創始者カーネマンらが提言する、新しい意思決定論! 生産性の向上と社会的公平性の実現に向けて、行動経済学の第一人者たちが真に合理的な組織のあり方を描く。
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