
THE CULTURE CODE 最強チームをつくる方法
ダニエル・コイル, 楠木建, and 桜田直美
かんき出版 / 2018-12-03
この本について
仕事でもプロジェクトでも、人数はそろっているのに、なぜか「チームになっていない感じ」が続くことがあります。安全に話せているのか、相手の本音をきちんと受け取れているのか、自分でもよく分からないまま日々が過ぎていく。僕自身、このあたりのモヤモヤを放置したまま走っていた時期がありました。 『THE CULTURE CODE』は、そういう曖昧な違和感を具体的に言語化してくれました。「組織」と「チーム」は違うという冒頭の指摘から、すでに視点がひっくり返ります。相互依存の範囲にいる人たちとどう関わるか。そのために、弱さを出しても崩れない安全さをどうつくるか。たとえば「雨で大変ですね」の一言のような、ごく小さなシグナルが空気を変える理由まで丁寧に説明されていて、理屈としても腑に落ちるし、すぐ現場で試せる実感もあります。失敗を振り返るやり方や、思いを物語として何度も伝えることの意味など、日常の場面に引き寄せて読めるのがありがたいところです。 読みながら、自分はどれだけ「つながっていると相手が感じられる振る舞い」をしていたんだろうと何度も立ち止まりました。特に、相手の話を遮らず「それについてもっと話して」と促す姿勢は、自分の癖を見直すきっかけになりました。チーム運営を専門にしていなくても、人と一緒に働くかぎり避けて通れないテーマだと思います。 「チームの空気をどう整えたらいいのか、正解がつかめないまま動いている人」に静かに刺さる一冊です。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第4章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの16%が集中しています。
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