
あなたを変える行動経済学
大竹文雄
東京書籍 / 2022-01-24
この本について
なんとなく「また余計なものを買ってしまった」とか、「計画は立てるのに全然続かない」とか、そんな自分にがっかりする日ってありますよね。知識が足りないというより、頭では分かっているのに行動が噛み合わない感じ。僕もずっとその違和感を抱えたまま過ごしてきました。 『あなたを変える行動経済学』は、そのズレを“性格の問題”ではなく、“人間ならそうなる仕組み”として教えてくれます。たとえば、空腹のときにスーパーに行くと買いすぎるのは投影バイアスだし、やらなきゃと思っても先延ばししてしまうのは現在バイアスの影響。意思が弱いんじゃなくて、仕組みとしてそうなる。だからこそ、自分の未来の選択肢をあえて減らして誘惑に負けにくくする、といった現実的な工夫が役に立ちます。また、人はよく分からないものを前にすると動けなくなる不作為バイアスが働きますが、だからこそ「最初に目につく選択肢」が自分の行動をどれだけ左右しているかに気づくだけでも、日常が少し変わります。 行動経済学というと難しそうですが、この本は自分の癖に名前がつくことで、変わらない理由を理解できるのが大きいです。大げさな変化ではなく、店頭の並び方に気づくとか、計画を“できる前提”ではなく“できない前提”で組み直すとか、そんな現実的な調整が増えていきます。 自分の行動が「なんでこうなるんだろう」とずっとモヤモヤしている人には、かなり刺さると思います。
読書インサイト
ハイライト密度
多くの読者は第2章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの18%が集中しています。
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