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あなたを変える行動経済学

あなたを変える行動経済学

大竹文雄

東京書籍 / 2022-01-24

累計読者数5
平均ハイライト数 13.2件/人
推定読了時間 約2時間59分
star総合評価 52/100
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この本について

なんとなく「また余計なものを買ってしまった」とか、「計画は立てるのに全然続かない」とか、そんな自分にがっかりする日ってありますよね。知識が足りないというより、頭では分かっているのに行動が噛み合わない感じ。僕もずっとその違和感を抱えたまま過ごしてきました。 『あなたを変える行動経済学』は、そのズレを“性格の問題”ではなく、“人間ならそうなる仕組み”として教えてくれます。たとえば、空腹のときにスーパーに行くと買いすぎるのは投影バイアスだし、やらなきゃと思っても先延ばししてしまうのは現在バイアスの影響。意思が弱いんじゃなくて、仕組みとしてそうなる。だからこそ、自分の未来の選択肢をあえて減らして誘惑に負けにくくする、といった現実的な工夫が役に立ちます。また、人はよく分からないものを前にすると動けなくなる不作為バイアスが働きますが、だからこそ「最初に目につく選択肢」が自分の行動をどれだけ左右しているかに気づくだけでも、日常が少し変わります。 行動経済学というと難しそうですが、この本は自分の癖に名前がつくことで、変わらない理由を理解できるのが大きいです。大げさな変化ではなく、店頭の並び方に気づくとか、計画を“できる前提”ではなく“できない前提”で組み直すとか、そんな現実的な調整が増えていきます。 自分の行動が「なんでこうなるんだろう」とずっとモヤモヤしている人には、かなり刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

悩み多きあなたに行動経済学の考え方と応用例を紹介! 人生に悩みはつきもの。悩みにはさまざまなレベルがある。朝、何を着て出かけようか、昼ごはんには何を食べようか、という日常の小さな決断でも悩む。就職、転職、結婚という人生にとって大きな決断で悩むこともある。自動車や住宅という高額の買い物で悩む人も多い。私たちが悩むのは、どちらの選択肢も同じように魅力的だからである。人生の選択肢が無限に多い若者は、とりわけ悩みが多い。しかし、同じように魅力的に見える選択肢は、行動経済学的に考えてみると、バイアスのためだったかもしれない。 序章では、私たちの直感的意思決定が合理的な意思決定からずれてしまうことの例を紹介。 第1章では、合理的意思決定からのずれが経済的な意思決定で生じやすいことをサンクコストという概念を使って紹介する。サンクコストをよく理解できれば、人生での悩みもずいぶん減ると思う。なんとか損を避けたいという気持ちも悩みをもたらす原因である。 第2章では、損を避けたい気持ちがバイアスをもたらすことを説明する。人生で後悔することが多いのは、どうしてあの時先延ばししたのかということ。 先延ばしをする原因について第3章で説明。先延ばしの対策には、積極的な意思決定をしなくても良い状況(デフォルト)をあらかじめつくっておくことが有効である。 第4章では、デフォルトを利用した例を紹介。私たちは、周囲の人がどのような行動をしているかという社会規範の影響を大きく受ける。 そのような社会規範の影響については第5章で解説する。 第6章では、行動経済を応用してより良い意思決定をもたらすためにナッジという考え方を紹介する。第7章では、仕事や勉強に行動経済学を応用する具体例を説明する。
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