
ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2 (ハヤカワ文庫JA)
小川 一水
早川書房 / 2022-02-16
累計読者数6
平均ハイライト数 84.3件/人
推定読了時間 約5時間13分
star総合評価 76/100
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この本について
仕事でも人間関係でも、自分の「こうしたい」が言い切れなくて、気づけば流されていたなと思うことがありませんか。周りの期待や常識に合わせているうちに、本当は何を望んでいたのか、自分でも曖昧になっていくあの感じです。 『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ2』を読んでいて刺さったのは、テラがまさにその状態から抜け出そうとする瞬間が丁寧に描かれているところでした。誰かに認められたときに一気に力が抜ける感覚や、「一緒に苦労も喜びも見つけたい」という不器用な宣言。言葉だけなら綺麗ですが、実際には逃げたり迷ったり、誤解されたりもしながら、それでも前へ進む姿がやけにリアルなんです。 科学設定や航宙の仕組みもかなり濃いのに、そこで描かれるのは結局「どうやって他者と向き合うか」という身近なテーマでした。自分の望みを自分でつかみにいくこと。正しいと思える選択をするために、一度壊さなきゃいけない世界があること。テラとダイの関係や、各氏族の価値観との衝突を追っていると、自分の毎日の判断も少しだけ整理されていく感じがあります。 「周りに合わせがちな自分をほんの少しでも動かしたい人」に、静かに効く物語だと思います。
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出版社による紹介
女同士じゃ結ばれない宇宙なんて。大宇宙巨大ロケット百合SF、新章開幕! 人類が辺境のガス惑星で生き残るために巨大ロケット宇宙漁技術を編み出したはいいものの、その船を操れるのは男女の夫婦に限ると定められてしまった、遠い未来。異例の女同士ペア、テラとダイは困難を乗り越えて互いを想い合う恋仲となっていた。このまま星系脱出かと思いきや、ダイが故郷のゲンドー氏に誘拐されてしまう。愛する人を取り戻すため、テラの宇宙を駆ける潜入計画が始まった――大好評バディSF、第2弾!
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