
働く50代の快眠法則
角谷リョウ
フォレスト出版 / 2023-06-21
この本について
年齢を重ねると、眠りの質が落ちてきた気はするのに、何をどう改善すればいいのか分からないまま、とりあえず早寝をしてみたり、寝具を買い替えてみたり…そんな小手先だけで終わってしまうこと、ありませんか。僕も50代の方と話すと、「日中の疲れ方が昔と違う」「夜に頭が回りすぎる」という声をよく聞きます。 この本が面白いのは、睡眠を“気合”や“若さ”でどうにかするのではなく、50代の体と脳のリアルに合わせて整えていく視点がはっきりしているところです。たとえば「睡眠圧を上げる」という考え方。日中に新しいことへ挑戦したり、あえて脳や体に適度な負荷を入れることで、夜に深く眠れるようになるという話は、実際の生活を思い浮かべると納得感がありました。逆に新しい刺激がなくなると、睡眠時間も質も落ちていく…という指摘は、耳が痛いけれど現実的です。 環境面の工夫も、派手さはないけれど使いやすいものばかりでした。寝室の明るさを落とすだけでメラトニンが保たれるとか、厚めのマットレスやニトリの枕が意外と効果的だとか、秒針の音が気になりやすい年齢だから静かな目覚ましがいいとか…。小さな改善が重なると、翌朝の感覚がけっこう変わるんですよね。そして「朝に散歩をする」「朝に楽しみをつくる」といった行動は、睡眠だけでなく日中の気分にも効くのを自分でも感じています。 夜の不調が続くと、人付き合いがしんどくなったり、必要以上に周囲の反応をネガティブに受け取ってしまうこともあると書かれていて、妙にリアルでした。睡眠の問題って、心や人間関係にまで影響するんですよね。 無理な根性論ではなく、「今の自分でもできること」を積み重ねたい人に刺さる本だと思います。僕自身、読んだあとに寝室の照明を少し暗くするようになり、それだけでも入眠が楽になりました。
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ハイライト密度
多くの読者は第9章に最もインサイトを感じており、全ハイライトの17%が集中しています。
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