
世界と比べてわかる 日本の貧困のリアル (PHP文庫)
石井 光太
PHP研究所 / 2023-08-01
累計読者数5
平均ハイライト数 46.4件/人
推定読了時間 約3時間34分
star総合評価 74/100
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この本について
「日本の貧困って本当にそんなに深刻なのか」と聞かれると、答えに詰まることがあります。身近に“絶対的貧困”は見えにくいし、自分の暮らしに直結していないように感じてしまう。でも、ニュースで高齢者の万引きや、「刑務所の方が楽」と自首する人の話を見かけるたびに、何かが噛み合っていない気がしていました。 石井光太さんのこの本は、そのモヤモヤを丁寧にほぐしてくれます。途上国のスラムやストリートチルドレンの話は過酷ですが、読み進めるほど、日本の貧困が“見えにくいだけで確かに存在している”ことが立体的に浮かび上がります。日本は先進国の中でワースト四位の貧困率であること、家を失うと生活レベルが一気に落ちて戻れなくなること、自尊心や羞恥心がセーフティーネットの利用を阻むこと。どれも数字や制度の説明だけではなく、具体的な人の行動として描かれていて、他人事ではいられなくなります。 読み終えると、「努力不足」とか「自己責任」といった単純化に流されず、社会の構造と人間の弱さの両方を見る視点が少し育ちます。自分の中の無意識の思い込みに気づきたい人に刺さる本です。
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出版社による紹介
●日本人の6人に1人は貧困層、世界で7億人超が絶対的貧困…… ●世界と日本のデータが明かす「見えない貧困」の真実とは? ●読めば、この国の「幸せのかたち」が見えてくる! 世界第3位のGDPを誇る日本。しかし実際には、「先進国中ワースト4位の貧困国」であると聞けば、驚くだろうか。その理由は、日本の貧困は、いわゆる途上国の貧困とされる「絶対的貧困」とはまったく形態が異なる「相対的貧困」だから。貧困という言葉は同じでも、絶対的貧困と相対的貧困は、その性質が大きく異なる。本書では、途上国の絶対的貧困と、日本の相対的貧困を8つの視点から比較することで、現代社会における「本当の貧しさとは何か」を考える。読めば、貧しさとは何か、希望とは何か、豊かさとは何か——その片鱗が見えてくる一冊。 【PHP研究所】
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