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パッキパキ北京 (集英社文芸単行本)

パッキパキ北京 (集英社文芸単行本)

綿矢りさ

集英社 / 2023-12-05

累計読者数4
平均ハイライト数 4.8件/人
推定読了時間 約1時間25分
star総合評価 51/100
trending_up後半加速型
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この本について

最近、自分の中のモヤモヤが言語化できなくて、ふとした瞬間に「なんで私はいつも負けてる気がするんだろう」とか「他人の機嫌に振り回されすぎでは?」みたいな気分になることがあります。かといって前向きな名言で持ち上げられたいわけでもなく、もっと泥臭くて正直な言葉でほしい…そんなときに刺さったのがこの一冊でした。 『パッキパキ北京』は、正しさでもきれいごとでもなく、人間の本音の部分をそのまま投げてくる感じがあります。例えば「努力しまくってる完璧な人ほど、素の自分を認められない敗者になっていく」という一節は、妙に納得しつつ、どこかで目をそらしていた現実を突きつけられるようでした。逆に、何も持っていなくても“完全勝利してると思い込める人”の強さを描く場面は、私たちが日常で無意識に抱えている比較癖を軽くひっくり返してくれる感じがあります。 さらに、他人の文化や時間にまるっと身を任せるときの「距離感の心地よさ」や、誹謗中傷をシーブリーズ程度に扱う図太さなど、読んでいると自分の凝り固まった感覚が少しゆるむような瞬間が何度かありました。変に前向きにならなくても、生きる態度ってもうちょっと自由でいいのかもしれないと思えてきます。 他人の期待や正しさを軸に生きるのがしんどい人、つい自分を追い詰めがちな人に特に刺さると思います。

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書籍情報(出版社紹介・目次)expand_more

出版社による紹介

味わい尽くしてやる、この都市のギラつきのすべてを。 コロナ禍の北京で単身赴任中の夫から、一緒に暮らそうと乞われた菖蒲(アヤメ)。愛犬ペイペイを携えしぶしぶ中国に渡るが、「人生エンジョイ勢」を極める菖蒲、タダじゃ絶対に転ばない。過酷な隔離期間も難なくクリアし、現地の高級料理から超絶ローカルフードまで食べまくり、極寒のなか新春お祭り騒ぎ「春節」を堪能する。街のカオスすぎる交通事情の把握や、北京っ子たちの生態調査も欠かさない。これぞ、貪欲駐妻ライフ! 北京を誰よりもフラットに「視察」する菖蒲がたどり着く境地とは……? 著者自身の中国滞在経験とその観察力が炸裂する、一気読み必至の“痛快フィールドワーク小説”!
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